「子どもがいつもより元気がない…」
「ぐったりしているけど、様子を見ても大丈夫?」
子どもがいつもより元気がなく、ぐったりしていると、とても心配になりますよね。
疲れや眠気など一時的なものの場合もありますが、発熱や脱水、感染症などが原因で全身状態が悪くなっている場合もあります。
特に、呼びかけへの反応が悪い、呼吸がおかしい、水分が取れない、顔色が悪いなどの症状を伴っている場合は注意が必要です。
この記事では、子どもがぐったりしているときに考えられる原因や、様子を見るときのポイント、病院を受診する目安、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。
子どもがぐったりする主な原因
子どもがぐったりする原因には、さまざまなものがあります。
- 睡眠不足や疲れ
- 発熱
- 風邪などの感染症
- 胃腸炎などによる嘔吐・下痢
- 脱水
- 強い痛み
- 暑さによる体調不良
眠たい、疲れているなどの理由で一時的に元気がなくなることもあります。
一方で、普段と比べて明らかに反応が鈍い、起こしても反応しにくいなどの場合は、単なる疲れと決めつけないことが大切です。
「ぐったりしている」ときに確認したいポイント
子どもが元気がないときは、「いつもより眠そう」というだけなのか、それとも体調が悪くて反応が落ちているのかを確認しましょう。
呼びかけに普段通り反応する?
名前を呼んだときに目を向ける、会話ができる、いつも通り泣くなど、普段と同じような反応があるか確認します。
眠っていても、声をかけたり軽く刺激したりすると普段通り反応する場合と、起こしても反応が鈍い場合では注意すべき度合いが異なります。
呼吸は普段と違わない?
息苦しそう、ゼーゼーしている、呼吸が弱い、呼吸のたびに胸や首の付け根がへこむなどの症状がないか確認しましょう。
ぐったりしていて呼吸にも異常がある場合は、緊急性が高い可能性があります。
顔色や唇の色はどう?
顔色が明らかに悪い、唇が紫色になっている、全身が青白いなどの変化がないか確認します。
顔色の悪さを伴うぐったりは、特に注意が必要です。
水分は取れている?
水分をいつも通り取れているか確認しましょう。
発熱、嘔吐、下痢などがある場合は、水分不足によってぐったりしている可能性もあります。
おしっこは出ている?
おしっこの回数や量が普段より明らかに減っていないか確認します。
水分が取れず、おしっこも少なくなっている場合は脱水に注意が必要です。
様子を見られることがあるケース
子どもが少し元気がないように見えても、全身状態が安定していれば、まず休ませながら様子を見られる場合があります。
疲れや眠気が考えられる
遊び疲れた、睡眠不足だったなど、思い当たる原因があり、休んだ後に普段通りの元気が戻る場合があります。
ただし、休ませても元気が戻らない場合や、ほかの症状が加わってきた場合は受診を検討しましょう。
呼びかけに普段通り反応する
少し眠そうでも、呼びかけると普段通り反応し、会話や食事、水分摂取などができている場合は、緊急性が低いことがあります。
その後、元気が戻ってくるかを確認しましょう。
水分とおしっこが普段通り
水分が取れていて、おしっこも普段通り出ている場合は、脱水の可能性が低いと考えられることがあります。
ただし、水分や尿だけで安全と判断せず、呼吸や反応、顔色なども一緒に確認してください。
こんなときは小児科などへ相談しよう
次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
ぐったりした状態が続いている
休ませても元気が戻らない、普段の遊びや会話ができないなどの場合は、体調不良が続いている可能性があります。
発熱や嘔吐、下痢などほかの症状がないかも確認しましょう。
水分がほとんど取れない
水分を飲めない、飲んでも繰り返し吐いてしまうなどの場合は、脱水に注意が必要です。
特におしっこが減っている場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
発熱や嘔吐、下痢などを伴っている
発熱、嘔吐、下痢などと一緒にぐったりしている場合は、感染症や脱水などが原因となっている可能性があります。
子どもの年齢や症状、全身状態によって対応が変わるため、心配な場合は小児科へ相談しましょう。
いつもと明らかに様子が違う
「いつもならこの時間は元気に遊んでいるのに、今日はほとんど動かない」など、普段と明らかに違う場合は注意してください。
子どもの体調は保護者が感じる「いつもと違う」という変化も重要な判断材料になります。
こんな症状がある場合は119番を検討して
次のような症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。
- 刺激してもぐったりして反応が鈍い
- 起こしても反応が悪い
- 意識がはっきりしない
- 呼吸が苦しそう
- 呼吸が弱い
- 呼吸が止まりそう、無呼吸がある
- 唇が紫色になっている
- 顔色が明らかに悪い
- 全身が青白くなっている
- けいれんがある
- 激しい嘔吐や下痢で水分が取れず、意識がおかしい
このような場合は、「もう少し寝かせれば元気になるかも」と自宅で様子を見続けないようにしましょう。
特に、呼吸の異常や意識の異常、紫色の唇、明らかな顔色不良などがある場合は、119番を検討する状況です。
自宅でできる対処法
まずは安静にする
少し疲れているように見える場合は、無理に遊ばせず、静かな環境で休ませましょう。
眠れそうなら、十分に休ませてください。
水分を少しずつ取る
本人が飲める状態であれば、こまめに水分を取らせましょう。
吐き気がある場合は、一度に大量に飲ませず、少量ずつ試す方法があります。
ほとんど水分が取れない場合は、自宅で水分補給を続けるだけで様子を見ないようにしましょう。
食事は無理に食べさせない
体調が悪く食欲がないときは、無理に食べさせる必要はありません。
まずは水分が取れているかを確認し、食べられそうになってから消化しやすいものなどを少量ずつ試しましょう。
顔色や呼吸、反応を確認する
休ませている間も、顔色、呼吸、意識、反応、水分、おしっこなどを確認しましょう。
状態が悪化している場合は、自宅で様子を見続けず医療機関へ相談してください。
「寝ているだけ」と「ぐったり」の違いに注意
子どもが眠っていると、「疲れて寝ているだけかな?」と思うことがあります。
眠っていること自体が問題なのではなく、起こしたときに普段通り反応するかが重要なポイントです。
声をかけたり軽く刺激したりしても反応が鈍い、目を開けてもすぐに反応がなくなる、普段と明らかに様子が違う場合は注意してください。
判断に迷うほど反応が悪い場合は、救急相談や医療機関への相談を検討しましょう。
ぐったりしているときに避けたいこと
- ぐったりしているのに無理に食事をさせる
- 吐いているのに一度に大量の水分を飲ませる
- 反応が悪い状態を長時間そのままにする
- 呼吸が苦しそうなのに自宅で様子を見続ける
- 「熱が下がれば大丈夫」と体温だけで判断する
子どもの体調は、体温の数字だけでは判断できません。
元気、反応、水分、尿、呼吸、顔色などを合わせて確認しましょう。
夜間に子どもがぐったりしていたら?
夜に子どもがぐったりしていると、「救急病院へ行くべき?」と迷うことがあります。
刺激しても反応が鈍い、呼吸が苦しそう、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、意識がおかしいなどの場合は、#8000を待たず119番を検討してください。
緊急性の高い症状はないものの、受診するべきか迷う場合は、子ども医療電話相談#8000を利用できます。
#8000では、夜間や休日に子どもの症状について、受診した方がよいか、どのように対処すればよいかなどを相談できます。
利用できる時間帯は地域によって異なるため、現在の対応時間を確認して利用しましょう。
受診するときに伝えるとよいこと
子どもがぐったりして受診するときは、次のような情報を整理しておくと診察時に役立ちます。
- いつから元気がなくなったか
- 普段と比べてどの程度元気がないか
- 呼びかけへの反応
- 体温
- 水分をどのくらい取れているか
- おしっこの回数
- 嘔吐や下痢の有無
- 咳や鼻水などの症状
- 呼吸の様子
- 顔色や唇の色の変化
症状が始まった時間や、急に悪化したのか徐々に悪くなったのかも伝えられるとよいでしょう。
まとめ
子どもがぐったりする原因には、疲れや睡眠不足など一時的なものから、発熱、感染症、脱水などさまざまなものがあります。
少し眠そうでも、休むことで元気が戻り、呼びかけにも普段通り反応していて、水分やおしっこにも問題がなければ、様子を見られる場合があります。
ただし、ぐったりしているときは「熱が何℃あるか」だけで判断しないことが大切です。
特に、
- 呼びかけへの反応が悪い
- 水分が取れない
- おしっこが少ない
- 顔色が悪い
- 呼吸が苦しそう
- 嘔吐や下痢を繰り返している
- 普段と明らかに様子が違う
場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
刺激しても反応が鈍い、呼吸が弱い、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、意識がはっきりしないなどの場合は緊急性が高いため、119番を検討してください。
夜間に受診するか迷ったときは、#8000に相談する方法もあります。
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夜間に受診するか迷ったときは、#8000の記事も参考にしてください。


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