「子どものいびきが気になる…」
「毎日いびきをかいているけど大丈夫?」
子どもが寝ているときにいびきをかいていると、「疲れているだけかな?」「鼻が詰まっているのかな?」と気になりますよね。
子どものいびきは、風邪や鼻づまりなど一時的な原因で起こることがあります。
一方で、アレルギー性鼻炎やアデノイド・扁桃の肥大などによって、鼻や喉の空気の通り道が狭くなっている場合もあります。
特に、いびきに加えて睡眠中に呼吸が止まる、苦しそうに呼吸する、口呼吸が続く、日中も眠そうなどの症状がある場合は、睡眠中の呼吸に問題がないか確認することが大切です。
この記事では、子どものいびきの主な原因や受診の目安、自宅で確認したいポイントについて分かりやすく解説します。
子どもがいびきをかく主な原因
子どものいびきには、次のような原因があります。
- 風邪による鼻づまり
- アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎など鼻の病気
- アデノイドの肥大
- 扁桃の肥大
- 肥満など体格に関係する要因
鼻や喉の空気の通り道が狭くなると、睡眠中に空気が通るときに周囲の組織が振動して、いびきが起こります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、子どもの大きないびきの原因として、アデノイド肥大、扁桃肥大、鼻づまりなどを挙げています。肥満が関係する場合もあります。
風邪のときだけいびきをかくこともある
風邪をひいて鼻が詰まると、鼻で呼吸しにくくなり、いびきをかきやすくなることがあります。
鼻づまりが改善すると、いびきも軽くなる場合があります。
ただし、風邪が治ったあともいびきが続く場合や、風邪をひいていないときにも頻繁にいびきをかく場合は、鼻や喉の状態を確認してもらうことを検討しましょう。
様子を見るときに確認したいポイント
風邪や鼻づまりのときだけいびきをかく
鼻水や鼻づまりがある時期だけいびきをかき、鼻の症状が改善するといびきも軽くなるのであれば、一時的な原因が考えられます。
ただし、いびきが大きい、呼吸が苦しそうなどの症状がある場合は、風邪が原因だと思い込まずに注意して観察しましょう。
いびき以外に気になる症状がない
いびきが軽く、睡眠中の呼吸に問題がなさそうで、日中の様子にも大きな変化がない場合は、まず鼻づまりなどの原因がないか確認しながら経過を見ることがあります。
ただし、子どもの大きないびきが繰り返し続く場合は、睡眠中の呼吸について一度相談すると安心です。
鼻づまりが原因として考えられる
鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、いびきにつながることがあります。
鼻水や鼻づまりが続いている場合は、鼻の症状そのものについても確認してみましょう。
毎日のいびきには注意しよう
子どもが毎日のようにいびきをかいている場合は、「よく眠れているから大丈夫」と自己判断せず、一度受診を検討しましょう。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、子どもの睡眠時無呼吸の原因として、アデノイドや扁桃の肥大、鼻づまりなどを挙げています。
睡眠中のいびきだけでなく、口呼吸や苦しそうな呼吸、呼吸が止まる様子がないかも確認することが大切です。
こんなときは耳鼻咽喉科などを受診しよう
毎日のようにいびきをかいている
風邪をひいているときだけではなく、普段からいびきをかいている場合は、鼻や喉の空気の通り道が狭くなっている可能性があります。
アデノイドや扁桃の大きさ、アレルギー性鼻炎などが関係していることもあるため、耳鼻咽喉科へ相談してみましょう。
睡眠中に呼吸が止まっているように見える
いびきの途中で呼吸が止まり、その後に大きく息を吸うような様子がある場合は注意が必要です。
睡眠時無呼吸が起きている可能性があるため、早めに耳鼻咽喉科や小児科へ相談しましょう。
可能であれば、睡眠中の様子を安全に動画で記録しておくと、診察時の参考になることがあります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、睡眠中の胸やあごの動きが分かる動画が診察の参考になるとしています。
苦しそうに呼吸している
いびきだけでなく、胸や首のあたりが呼吸に合わせてへこむ、息をするのに力が入っているなど、苦しそうな呼吸がある場合は注意してください。
睡眠中の呼吸状態に問題がないか、医療機関で確認してもらいましょう。
口呼吸が続いている
日中も口を開けて呼吸していることが多い場合、鼻づまりやアデノイドなどによって鼻呼吸がしにくくなっている可能性があります。
鼻づまりが続いている場合は、耳鼻咽喉科への相談を検討しましょう。
日中に眠そう、ぼーっとしている
夜間の睡眠が十分に取れていないと、日中に眠そうにしたり、集中しにくくなったりすることがあります。
いびきに加えて、朝起きにくい、日中ぼーっとしている、落ち着きにくいなどの変化が続いている場合は、睡眠の状態を確認してもらうとよいでしょう。
寝ている間によく動く、何度も目を覚ます
いびきだけでなく、睡眠中に何度も目を覚ます、寝返りが多い、苦しそうに寝ているなどの変化がある場合も確認しておきましょう。
「いびきがあるけれど朝まで寝ているから問題ない」とは限らないため、睡眠中の呼吸や日中の様子を一緒に見ることが大切です。
自宅でできる対処法
鼻づまりがあれば鼻のケアをする
鼻づまりがある場合は、子どもの年齢に合わせて鼻をかんだり、鼻吸い器を使ったりするなど、無理のない範囲で鼻のケアを行いましょう。
鼻づまりが長引く場合や繰り返す場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討してください。
寝室の環境を整える
部屋が乾燥しすぎている場合は、適切な湿度を保つなど、過ごしやすい環境を整えましょう。
ほこりやハウスダストなどが鼻症状のきっかけになっている場合もあるため、寝具や寝室を清潔に保つことも大切です。
いびきの様子を観察する
「いびきをかいている」ということだけでなく、次のような点を確認してみましょう。
- 毎日いびきをかいているか
- いびきの大きさや頻度
- 呼吸が止まるような瞬間があるか
- 呼吸が苦しそうではないか
- 口を開けて寝ているか
- 何度も目を覚ましていないか
- 朝起きたときの様子
- 日中に眠そうにしていないか
受診する場合は、こうした様子を医師に伝えると診察の参考になります。
無理に寝姿勢を変えない
「横向きに寝かせればいびきが治る」と決めつけるのは避けましょう。
いびきの原因が鼻づまりやアデノイド・扁桃の肥大などの場合、寝姿勢だけで原因を解決することはできません。
特に乳幼児では、睡眠中の安全を優先し、枕やクッションなどを使って無理に姿勢を変えることは避けてください。
子どものいびきは何科を受診する?
いびきや口呼吸、鼻づまりなどが主な症状なら、まず耳鼻咽喉科への相談が考えられます。
耳鼻咽喉科では、鼻や喉の状態を確認し、アデノイドや扁桃、鼻づまりなど、いびきの原因になりそうなものを調べることがあります。
発熱や咳などほかの症状が強い場合や、どこを受診すればよいか迷う場合は、小児科へ相談してもよいでしょう。
呼吸が明らかに苦しそうな場合は注意
いびきが気になるだけでなく、起きているときも呼吸が苦しそう、唇が青紫色になっている、呼びかけへの反応がおかしいなどの症状がある場合は、いびきの問題だけとして様子を見ないでください。
- 呼吸が明らかに苦しそう
- 息が弱い、または呼吸が止まっている
- 唇や顔色が青紫色、または明らかに顔色が悪い
- 呼びかけへの反応がおかしい
- 意識がはっきりしない
- 急激に状態が悪化している
このような場合は緊急性が高い可能性があるため、119番を検討してください。
まとめ
子どものいびきは、風邪による鼻づまりなど一時的な原因で起こることがあります。
一方で、アレルギー性鼻炎、アデノイドや扁桃の肥大などによって、鼻や喉の空気の通り道が狭くなっている場合もあります。
特に次のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科や小児科への相談を検討しましょう。
- 毎日のようにいびきをかいている
- 睡眠中に呼吸が止まるように見える
- 呼吸が苦しそう
- 口呼吸が続いている
- 何度も目を覚ます
- 朝起きにくい
- 日中も眠そう、ぼーっとしている
子どものいびきでは、「いびきをかいているか」だけでなく、睡眠中の呼吸や朝・日中の様子まで一緒に確認することが大切です。
特に呼吸が止まるような様子がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。


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