「子どもの口の中に白いできものがある…」
「口内炎かな?病院に行った方がいい?」
子どもの口の中に白いできものを見つけると、口内炎なのか、何か病気が隠れているのか心配になりますよね。
口の中のできものは、頬や舌をかんだ傷などによる一時的なものから、手足口病やヘルパンギーナなどの感染症、歯ぐきや喉の炎症など、さまざまな原因で起こります。
見た目だけで原因を判断することは難しいため、できものの状態だけでなく、発熱や喉の痛み、水分が取れているか、元気があるかなども一緒に確認することが大切です。
この記事では、子どもの口の中に白いできものができたときに考えられる原因や受診の目安、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。
子どもの口の中に白いできものができる主な原因
子どもの口の中のできものには、次のような原因があります。
- 頬や舌をかんだ傷
- 食べ物などによる口の中の傷や刺激
- 一般的な口内炎
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- 歯ぐきや喉などの炎症
白っぽい潰瘍や赤みのある部分ができ、食事や飲み物がしみて痛がることがあります。
また、口の中のできものに発熱や喉の痛み、手足の発疹などが加わっている場合は、単純な口内炎だけではなく感染症などの可能性も考える必要があります。
口内炎だけとは限らない?確認したい症状
口の中に白いできものがあっても、見た目だけでは原因を判断できません。
次のような症状がないか確認してみましょう。
- 発熱している
- 喉を痛がっている
- 手や足にも発疹がある
- できものが口の中にいくつもある
- 歯ぐきが赤く腫れている
- よだれが増えている
- 水分を嫌がる
- 食事がほとんど取れない
- いつもより元気がない
特に「口が痛い」だけでなく水分まで取れなくなっている場合は、口内炎そのものよりも脱水につながらないかを注意して見てあげることが大切です。
様子を見られることがあるケース
痛みが軽く、水分が取れている
口の中に小さなできものがあっても、痛みが強くなく、水分を普段通り取れている場合は、自宅で様子を見られることがあります。
食事量が少し減っていても、水分が取れていて元気があるか、症状が悪化していないかを確認しましょう。
元気があり、ほかの症状がない
口の中のできもの以外は普段と変わらず、元気や反応もいつも通りであれば、急いで受診する必要がない場合もあります。
ただし、できものが増える、痛みが強くなる、発熱などの症状が加わる場合は、経過を見直しましょう。
少しずつ改善している
できものや痛みが少しずつ改善しているのであれば、そのまま経過を見られることがあります。
「何日で必ず治る」と決めつけるのではなく、痛みや食事・水分、元気などが改善しているかを確認することがポイントです。
こんなときは小児科や歯科などを受診しよう
水分がほとんど取れない
口の中が痛くて水分をほとんど取れない場合は、脱水につながる可能性があります。
特に、おしっこの回数が明らかに減っている、ぐったりしているなどの変化があれば、早めに医療機関へ相談しましょう。
発熱や強い喉の痛みを伴っている
口の中のできものと一緒に発熱や強い喉の痛みがある場合は、手足口病やヘルパンギーナなどの感染症も考えられます。
ヘルパンギーナでは、突然の発熱に続いて喉の痛みや水疱が現れることがあり、食欲低下や脱水にも注意が必要です。
手や足にも発疹がある
口の中のできものに加えて、手のひらや足の裏などに発疹がある場合は、手足口病などの可能性があります。
口の症状だけで判断せず、体のほかの場所にも発疹がないか確認しましょう。
口の中にできものがたくさんある
口の中にできものがいくつもできている場合や、短期間で増えている場合は、感染症などが関係していることがあります。
発熱や元気の低下、水分が取れないなどの症状があれば、小児科へ相談しましょう。
歯ぐきが腫れている
できものだけでなく、歯ぐきが赤く腫れている、出血する、強く痛がるなどの症状がある場合は、歯ぐきや歯の炎症などが関係している可能性があります。
歯や歯ぐきの症状が中心であれば、歯科や小児歯科への相談も検討しましょう。
痛みが強く、食事や睡眠に影響している
口の中の痛みが強く、食事がほとんど取れない、眠れないなど日常生活に影響している場合は、受診を検討しましょう。
特に水分まで取れなくなっている場合は、早めの相談が大切です。
自宅でできる口内炎の対処法
刺激の少ない食事を選ぶ
口の中が痛いときは、無理に普段と同じ食事を食べさせる必要はありません。
やわらかく、刺激の少ない食べ物など、子どもが食べやすいものを選びましょう。
酸味が強いもの、辛いもの、塩分が強いものなど、しみて痛がる食品は一時的に避けると食べやすくなることがあります。
水分を少しずつ取る
食事よりもまず、水分が取れているかを確認しましょう。
一度にたくさん飲ませるのではなく、子どもが飲める範囲で少しずつ与える方法もあります。
冷たい飲み物などで痛みが楽になる子もいますが、冷たさで痛がる場合は無理に冷やす必要はありません。
無理に食べさせない
口の中が痛いときは、一時的に食欲が落ちることがあります。
無理に食べさせて痛みが強くなるよりも、まずは水分が取れているかを確認し、食べられるものを少量ずつ試してみましょう。
口の中を清潔に保つ
口の中が痛くても、できる範囲で普段の歯磨きを続けましょう。
ただし、痛い部分を歯ブラシで強くこすったり、できものを触ったりするのは避けてください。
食後にうがいができる年齢なら、口の中を軽くゆすぐ方法もあります。
市販薬を自己判断で使いすぎない
口の中のできものにはさまざまな原因があるため、原因を確認せずに手元にある薬を使い続けるのは避けましょう。
特に感染症が原因の場合など、原因によって対応が異なることがあります。
子どもに使える薬なのか、年齢に合っているのか分からない場合は、医師や薬剤師に相談してください。
こんな症状があれば早めに受診しよう
次のような症状がある場合は、口内炎だけだと決めつけず、医療機関へ相談しましょう。
- 水分がほとんど取れない
- おしっこの回数が明らかに減っている
- ぐったりしている
- 発熱が続いている
- 強い喉の痛みがある
- 口の中のできものが増えている
- 手や足などにも発疹がある
- 歯ぐきが腫れている
- 強い痛みが続いている
- 症状が悪化している
夜間や休日で受診するべきか迷う場合は、子どもの症状について相談できる#8000を利用する方法もあります。#8000では、休日や夜間に子どもの症状への対処や受診先について、小児科医師や看護師へ相談できます。
呼吸や意識に異常がある場合は119番を
口内炎そのものは通常、救急車を必要とする症状ではありません。
ただし、口の中の症状と一緒に、呼吸や意識などに明らかな異常がある場合は緊急性が高くなります。
- 呼吸が苦しそう
- 唇が青紫色になっている
- 呼びかけへの反応がおかしい
- 意識がはっきりしない
- けいれんしている
- 急激に状態が悪化している
このような場合は、口内炎として様子を見続けず、119番を検討してください。
何科を受診すればいい?
口の中のできものは、症状によって受診先を選ぶと分かりやすくなります。
- 発熱・喉の痛み・元気がないなど全身症状がある → 小児科
- 歯や歯ぐきの症状が中心 → 歯科・小児歯科
- 喉の痛みや飲み込みにくさが強い → 小児科・耳鼻咽喉科
どこを受診すればよいか分からない場合は、まず小児科へ相談してもよいでしょう。
まとめ
子どもの口の中に白いできものができる原因は、頬や舌をかんだ傷、口内炎、感染症などさまざまです。
見た目だけで原因を判断するのではなく、発熱や喉の痛み、手足の発疹、水分が取れているか、元気があるかなどを一緒に確認しましょう。
特に次のような場合は受診を検討してください。
- 水分がほとんど取れない
- おしっこの回数が減っている
- 発熱や強い喉の痛みがある
- 口の中のできものが増えている
- 手足にも発疹がある
- 歯ぐきが腫れている
- 痛みが強い、または悪化している
口の中が痛くて食事が進まないときでも、まずは水分が取れているかを確認することが大切です。
夜間や休日に受診するか迷ったときは、#8000への相談も活用しましょう。


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