「子どもの顔色が悪い…」
「いつもより青白く見えるけど大丈夫?」
子どもの顔色がいつもと違うと、体調が悪いのではないかと心配になりますよね。
顔色が悪く見える原因には、疲れや空腹、寒さなど一時的なものから、発熱、脱水、感染症、貧血などさまざまなものがあります。
ただし、顔色の変化に加えて、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、水分が取れないなどの症状がある場合は、早めの対応が必要になることがあります。
この記事では、子どもの顔色が悪いときに考えられる原因や、様子を見るときのポイント、受診の目安、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。
子どもの顔色が悪くなる主な原因
子どもの顔色が悪く見える原因には、さまざまなものがあります。
- 疲れや睡眠不足
- 空腹
- 寒さ
- 風邪や発熱などの体調不良
- 嘔吐や下痢による脱水
- 貧血
- 痛みや強い不快感
一時的に顔色が悪く見えても、休んだり食事を取ったりすることで元に戻ることがあります。
一方で、顔色の悪さが続いている場合や、ほかの症状を伴っている場合は、単なる疲れと決めつけないことが大切です。
顔色が悪いときに確認したいポイント
「病院へ行った方がいいかな?」と迷ったときは、顔色だけでなく、子どもの全身状態を確認しましょう。
元気や反応は普段と違わない?
いつも通り遊べるか、会話や呼びかけに普段通り反応するかを確認します。
顔色が少し悪く見えても、元気があり、普段通り過ごせている場合は、まず休ませながら様子を見られることがあります。
一方で、ぐったりしている、反応が鈍い、眠ってばかりいるなどの場合は注意が必要です。
水分は取れている?
水分がしっかり取れているか確認しましょう。
特に発熱、嘔吐、下痢などがある場合は、水分不足によって体調が悪化することがあります。
おしっこは普段通り出ている?
尿の回数や量が普段より明らかに少なくなっていないか確認しましょう。
顔色が悪く、水分も取れず、おしっこも減っている場合は脱水に注意が必要です。
呼吸は苦しくない?
顔色が悪いときは、呼吸の状態も確認しましょう。
ゼーゼーしている、息苦しそう、呼吸が速い、呼吸のたびに胸や首の付け根がへこむなどの症状がないか確認してください。
唇や手足の色はどう?
顔だけでなく、唇や手足の色も確認しましょう。
唇が紫色になっている、手足がいつもと違って異様に冷たい、皮膚がまだらになっているなどの場合は、緊急性が高い可能性があります。
様子を見られることがあるケース
顔色が少し悪く見えても、子どもの全身状態に問題がなければ、まず様子を見られる場合があります。
元気に過ごしている
顔色が少し白く見えても、普段通り遊んだり会話したりできていて、水分や食事も取れている場合は、緊急性が低いことがあります。
その後、顔色が戻ってくるかも確認しましょう。
休むと顔色が戻る
疲れていたり、睡眠不足だったりした場合、休むことで顔色が戻ることがあります。
顔色だけでなく、元気や食欲、水分、呼吸なども一緒に確認しましょう。
空腹や寒さなど思い当たる原因がある
空腹や寒さなどによって一時的に顔色が変化することもあります。
食事や水分を取ったり、適切に暖かくしたりして、顔色や体調が戻るか確認してみましょう。
こんなときは小児科などへ相談しよう
次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
顔色の悪さが続いている
休ませても顔色が戻らない、何度も顔色が悪くなるなどの場合は、一時的な疲れだけではない可能性があります。
ほかの症状がないか確認し、小児科などへ相談しましょう。
発熱や嘔吐、下痢を伴っている
発熱、嘔吐、下痢などがある場合は、感染症や脱水などが原因となっている可能性があります。
水分が取れているか、おしっこが出ているか、元気や反応に変化がないかも確認しましょう。
水分が取れない
顔色が悪いことに加えて、水分をほとんど取れない場合は注意が必要です。
特に嘔吐を繰り返している場合や、おしっこが減っている場合は、早めに医療機関へ相談してください。
疲れやすい、元気がない状態が続く
顔色が悪い状態が長く続き、疲れやすい、元気がない、食欲が落ちているなどの症状もある場合は、貧血など別の原因が隠れていることもあります。
顔色だけで貧血と判断することはできないため、気になる場合は小児科で相談しましょう。
こんな症状がある場合は119番を検討して
子どもの顔色が悪いとき、次のような症状を伴っている場合は緊急性が高い可能性があります。
- 顔色が明らかに悪い
- 唇が紫色になっている
- 呼吸が苦しそう
- 呼吸が弱い
- 全身が青白い、または紫色になっている
- 手足が異様に冷たく、顔色も悪い
- 刺激しても反応が鈍い
- ぐったりしている
- 意識がはっきりしない
- けいれんがある
- 激しい嘔吐や下痢で水分が取れず、意識もおかしい
このような場合は、自宅で様子を見続けず、緊急性を考えて対応してください。
特に呼吸が苦しい、呼吸が弱い、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、意識がおかしいなどの場合は、119番を検討する状況です。
自宅でできる対処法
まずは安静にする
顔色が悪いときは、無理に遊ばせず、ゆっくり休ませましょう。
横になって休める場合は、子どもが楽な姿勢で休ませます。
こまめに水分を取る
水分が取れる状態であれば、少量ずつこまめに水分を取らせましょう。
嘔吐している場合は、一度に大量に飲ませるのではなく、状態を見ながら少量ずつ試します。
ほとんど水分が取れない場合は、自宅での水分補給だけで様子を見続けないようにしましょう。
暑さや寒さを調整する
暑すぎたり寒すぎたりしないよう、子どもが過ごしやすい環境を整えます。
汗をかいている場合は衣服を調整し、寒がっている場合は適度に温めましょう。
顔色だけでなく全身の様子を見る
顔色が戻ったかどうかだけでなく、元気、食欲、水分、尿、呼吸、意識なども確認しましょう。
子どもの体調は時間とともに変化することがあるため、その後の様子も観察することが大切です。
顔色が悪いときに注意したい「貧血」
子どもの顔色が白っぽく見えると、「貧血では?」と心配になることがあります。
貧血では顔色が悪く見えることがありますが、顔色だけで貧血かどうかを判断することはできません。
疲れやすい、元気がない、食欲がないなどの症状が続いている場合は、小児科で相談しましょう。
特に、顔色の悪さが長期間続いている場合や、成長や食事について気になることがある場合は、自己判断せず医療機関で相談することをおすすめします。
顔色が悪いときに記録しておくとよいこと
受診する場合は、次のようなことをメモしておくと診察時に役立ちます。
- 顔色が悪くなった時間
- どのくらい顔色が悪かったか
- 顔色が戻ったかどうか
- 発熱の有無
- 食事や水分の量
- おしっこの回数
- 嘔吐や下痢の有無
- 咳や呼吸の変化
- 元気や機嫌の変化
- 意識や反応の変化
写真を撮っておくと、受診時に顔色の変化を医師へ伝える参考になることもあります。
夜間に顔色が悪くなったら?
夜に子どもの顔色が悪くなると、「救急病院へ行くべき?」と迷うことがあります。
呼吸が苦しそう、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、ぐったりして反応が悪いなどの症状がある場合は、#8000を待たず119番を検討してください。
緊急性の高い症状はないものの、受診するべきか迷う場合は、子ども医療電話相談#8000を利用できます。
#8000では、夜間や休日に子どもの症状について、受診した方がよいか、どのように対処すればよいかなどを相談できます。
利用できる時間帯は地域によって異なるため、現在の対応時間を確認して利用しましょう。
まとめ
子どもの顔色が悪くなる原因には、疲れや空腹、寒さなど一時的なものから、発熱、脱水、感染症、貧血などさまざまなものがあります。
顔色が少し悪く見えても、元気があり、水分や食事が取れていて、呼吸にも問題がなければ、まず休ませながら様子を見られることがあります。
ただし、顔色だけで判断するのではなく、元気・反応・水分・おしっこ・呼吸・唇や手足の色などを一緒に確認することが大切です。
特に、
- 顔色の悪さが続いている
- ぐったりしている
- 水分が取れない
- おしっこが少ない
- 発熱や嘔吐、下痢を伴っている
- 呼吸が苦しそう
場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
また、唇が紫色、呼吸が弱い、顔色が明らかに悪い、意識がはっきりしないなどの場合は緊急性が高いため、119番を検討してください。
夜間に受診するか迷ったときは、#8000に相談する方法もあります。
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