子どもの歯ぐきが腫れているのはなぜ?原因と受診の目安・対処法を解説

皮膚・口・目

「子どもの歯ぐきが腫れている…」

「歯医者に行くべき?小児科でもいいの?」

子どもの歯ぐきが腫れていると、食事がしにくそうだったり、痛がったりして心配になりますよね。

歯ぐきの腫れは、歯の生え変わりや口の中への刺激などで起こることもありますが、歯肉炎や虫歯に関連した炎症など、歯科での診察や治療が必要な場合もあります。

この記事では、子どもの歯ぐきが腫れる主な原因や受診の目安、歯科と小児科のどちらに相談すればよいか、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。

子どもの歯ぐきが腫れる主な原因

子どもの歯ぐきが腫れる原因には、次のようなものがあります。

  • 歯肉炎など歯ぐきの炎症
  • 虫歯に関連した炎症
  • 歯が生える時期の歯ぐきの変化
  • 口の中を噛んだりぶつけたりしたことによる傷
  • 口の中の感染や炎症

歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、歯磨きのときに出血したりすることがあります。

歯ぐきの腫れは、歯の周囲にプラークがたまることで起こる歯肉炎などでもみられます。気になる腫れがある場合は、歯科医療機関で確認してもらうことが大切です。([kennet.mhlw.go.jp](https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-01-004.html?utm_source=chatgpt.com))

歯の生え変わりで歯ぐきが腫れることもある

乳歯から永久歯へ生え変わる時期には、歯ぐきの見た目が一時的に変化することがあります。

特に新しい歯が生えてくる部分では、歯ぐきが盛り上がって見えたり、歯が生える位置によって食べにくさを感じたりすることがあります。

ただし、「歯が生えているから腫れている」と自己判断するのは避けましょう。

強い痛み、膿、出血、発熱などを伴っている場合は、歯の生え変わりだけではない可能性があります。

厚生労働省も、子どもの歯の生え変わりの時期には口腔内を観察し、定期的な歯科健診を受けることをすすめています。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/content/001490222.pdf?utm_source=chatgpt.com))

様子を見られることがあるケース

腫れが軽く、普段通り過ごしている

歯ぐきが少し赤く見える程度で、強い痛みがなく、食事や水分も普段通り取れている場合は、口の中を清潔にしながら様子を見られることがあります。

ただし、腫れが続く場合や少しずつ悪化している場合は、歯科へ相談しましょう。

歯が生え始めたり、生え変わったりしている

歯が生えてくる時期や乳歯から永久歯へ生え変わる時期には、歯ぐきの状態が変化することがあります。

痛みや腫れが強くなく、食事や日常生活に大きな影響がなければ、経過を確認することもできます。

口の中を少し傷つけた後

食事中に口の中を噛んだり、転んで口をぶつけたりした後に、局所的に歯ぐきが腫れることがあります。

腫れが小さく、出血が止まっていて、痛みも少しずつ改善している場合は、口の中を刺激しないようにして様子を見られることがあります。

ただし、腫れが大きくなる、痛みが強くなる、出血が続くなどの場合は歯科へ相談しましょう。

こんなときは歯科を受診しよう

歯ぐきの腫れが続いている

歯ぐきの腫れがなかなか改善しない場合は、歯肉炎や虫歯などが関係している可能性があります。

歯ぐきの炎症は、歯と歯ぐきの境目にプラークがたまることなどによって起こります。歯科では、歯や歯ぐきの状態を確認して必要な治療やケアを受けることができます。([kennet.mhlw.go.jp](https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-01-004.html?utm_source=chatgpt.com))

歯が痛い、食べると痛がる

歯ぐきの腫れと一緒に歯の痛みがある場合や、食事のたびに痛がる場合は、虫歯など歯そのものの問題が関係していることがあります。

歯ぐきだけでなく歯の状態も確認してもらうため、まずは歯科へ相談しましょう。

歯ぐきから出血しやすい

歯磨きのときに毎回のように歯ぐきから出血する、歯ぐきが赤く腫れているなどの場合は、歯肉炎などの可能性があります。

歯磨きの方法や口腔内の状態を歯科で確認してもらいましょう。

膿のようなものが出ている

歯ぐきに白や黄色っぽい膨らみがあり、膿のようなものが出ている場合は、歯や歯ぐきの炎症が関係している可能性があります。

自分でつぶしたり、針などで穴を開けたりせず、歯科を受診しましょう。

発熱や顔の腫れがある場合は早めに相談

歯ぐきの腫れに加えて発熱がある場合は、口の中の炎症や感染が関係している可能性があります。

また、頬やあご、顔まで腫れてきた場合や、痛みが強くなっている場合は、歯科へ早めに相談してください。

特に、口が開けにくい、飲み込みにくい、唾液が飲み込みづらいなどの症状を伴う場合は、炎症が広がっている可能性があるため、早急な対応が必要になることがあります。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/QA_1.pdf?utm_source=chatgpt.com))

歯医者と小児科、どちらに行けばいい?

「歯ぐきが腫れているけど、歯医者と小児科のどちらに行けばいいの?」と迷うこともありますよね。

歯や歯ぐきの症状が中心なら歯科へ

次のような症状なら、まずは歯科、できれば子どもの診療に慣れている歯科へ相談するとよいでしょう。

  • 歯ぐきが腫れている
  • 歯が痛い
  • 歯磨きで出血する
  • 歯に穴や黒い部分がある
  • 歯ぐきから膿が出ている
  • 歯が生え変わる部分の腫れが気になる
  • 口の中をぶつけた後から腫れている

歯や歯ぐきの原因を確認するには、歯科で口の中を直接診てもらうのが適しています。

発熱など全身症状が強い場合は小児科への相談も

歯ぐきの腫れだけでなく、高い熱、強いだるさ、嘔吐など全身の症状が目立つ場合は、小児科への相談が必要になることもあります。

どちらを受診すべきか迷う場合は、まず歯科または小児科へ電話で相談し、症状を伝えて受診先を確認する方法もあります。

こんな症状なら緊急性に注意

歯ぐきの腫れそのものよりも、呼吸や飲み込みに影響が出ている場合は注意が必要です。

  • 呼吸が苦しそう
  • 唾液が飲み込めない、よだれが増えている
  • 口が開けにくい
  • 顔や首が急に腫れてきた
  • ぐったりして反応が悪い
  • 水分がほとんど取れない
  • 急速に症状が悪化している

このような場合は、通常の歯ぐきの腫れとして長時間様子を見るのは避け、早急に医療機関へ相談してください。

特に呼吸が明らかに苦しい、意識がおかしいなどの場合は119番が優先です。

自宅でできる対処法

口の中を清潔にする

歯ぐきが腫れていても、口の中を清潔に保つことは大切です。

歯磨きができる状態なら、痛みの強い部分を強くこすらないようにしながら、無理のない範囲で歯磨きを行いましょう。

幼い子どもは自分だけでは磨き残しが多くなりやすいため、保護者が仕上げ磨きを行うことも大切です。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta6582&dataType=1&utm_source=chatgpt.com))

刺激の少ない食事にする

歯ぐきや口の中が痛い場合は、無理に硬いものを食べさせず、柔らかく食べやすいものを選びましょう。

熱すぎるものや、辛いものなど、痛みが強くなる食べ物は避けるとよいでしょう。

水分をこまめに取る

食事が取りにくくても、水分が取れているかは確認しておきましょう。

痛みが強くて水分まで取れない場合は、無理に自宅で様子を見続けず、医療機関へ相談してください。

腫れた部分を触ったり、つぶしたりしない

腫れている部分を指で何度も押したり、膿のようなものを自分でつぶしたりするのは避けましょう。

刺激によって痛みや炎症が悪化する可能性があります。

受診前に確認しておきたいこと

歯科や小児科を受診するときは、次のことを伝えられると診察の参考になります。

  • いつから腫れているか
  • どの場所が腫れているか
  • 痛みがあるか
  • 歯磨きのときに出血するか
  • 膿のようなものが出ているか
  • 発熱があるか
  • 顔やあごまで腫れていないか
  • 食事や水分が取れているか
  • 最近、口の中をぶつけたり噛んだりしていないか
  • 歯が生え始めたり、生え変わったりしていないか

腫れが分かる写真を撮っておくと、症状の変化を確認するのにも役立ちます。

まとめ

子どもの歯ぐきの腫れは、歯の生え変わりや口の中への刺激などで起こることもありますが、歯肉炎や虫歯などが関係している場合もあります。

歯ぐきや歯の症状が中心なら、まずは歯科へ相談するのが基本です。

特に次のような場合は、歯科への受診を検討しましょう。

  • 歯ぐきの腫れが続いている
  • 歯や歯ぐきが強く痛む
  • 歯磨きで出血しやすい
  • 膿のようなものが出ている
  • 歯に虫歯が疑われる部分がある
  • 腫れが少しずつ大きくなっている

また、発熱、顔の腫れ、口が開けにくい、飲み込みにくいなどの症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

呼吸が苦しい、意識がおかしい、急速に状態が悪化しているなどの場合は、歯ぐきの腫れだけと考えず、緊急対応を検討しましょう。

歯ぐきの腫れが気になるときは、無理に自宅で治そうとせず、子どもの診療に慣れた歯科へ相談することが安心につながります。

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