子どもの口臭が気になるのはなぜ?原因と受診の目安・対処法を解説

皮膚・口・目

「子どもの口臭が気になる…」

「歯磨きしているのに臭うけど大丈夫?」

子どもの口臭に気づくと、「ちゃんと歯磨きできているのかな?」「何か病気があるのかな?」と心配になりますよね。

子どもの口臭は、口の中の汚れや乾燥など、比較的身近な原因で起こることがあります。

一方で、虫歯や歯ぐきの炎症、鼻づまりや副鼻腔炎、喉の炎症などが関係している場合もあります。

この記事では、子どもの口臭の主な原因や受診の目安、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。

子どもの口臭の主な原因

子どもの口臭には、次のような原因があります。

  • 口の中の汚れ
  • 舌の表面についた汚れ
  • 口の中の乾燥
  • 虫歯
  • 歯肉炎など歯ぐきの炎症
  • 鼻づまりや口呼吸
  • 副鼻腔炎など鼻の病気
  • 喉の炎症

口臭の原因は口の中にあることが多く、舌の表面に付着する舌苔なども口臭に関係します。([kennet.mhlw.go.jp](https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-002.html?utm_source=chatgpt.com))

朝だけ口臭が気になることも

朝起きた直後など、一時的に口臭が強く感じられることがあります。

寝ている間は食事や会話などによる唾液の分泌が少なくなり、口の中の状態が変化するためです。

朝の歯磨きや食事、水分摂取などで口臭が気にならなくなるのであれば、一時的な口臭の可能性があります。

ただし、朝だけではなく日中も強い口臭が続く場合や、歯磨きをしても改善しない場合は、ほかの原因がないか確認しましょう。

歯磨きしているのに口臭がするのはなぜ?

「毎日歯磨きしているのに口臭がする」と感じる場合、歯だけでなく舌や歯ぐき、鼻、喉なども確認することが大切です。

例えば、歯の間に食べ物が残っていたり、舌に汚れが付着していたりすると、口臭につながることがあります。

また、虫歯や歯肉炎などがある場合は、歯磨きだけで口臭が改善しないこともあります。

鼻づまりによる口呼吸や、副鼻腔炎に伴う後鼻漏などが口臭に関係することもあります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会でも、副鼻腔炎に伴う後鼻漏が口臭の原因になることがあると説明されています。([jibika.or.jp](https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=16&utm_source=chatgpt.com))

様子を見られることがあるケース

朝起きたときだけ気になる

朝起きたときだけ口臭があり、歯磨きや食事のあとには気にならなくなる場合は、一時的な口臭の可能性があります。

口の中の状態を確認しながら、普段通りの歯磨きを続けましょう。

歯磨きや食事のあとに改善する

歯磨きや食事、水分摂取などのあとに口臭が軽くなる場合は、口の中の汚れや乾燥などが関係している可能性があります。

ただし、毎日のように強い口臭が続く場合は、口の中に虫歯や歯ぐきの炎症などがないか歯科で確認してもらうと安心です。

ほかに気になる症状がない

口臭が一時的で、子どもの元気や食欲、睡眠なども普段と変わらない場合は、急いで受診する必要がないこともあります。

ただし、口臭が繰り返す、少しずつ強くなる、歯磨きをしても改善しないなどの場合は、受診を検討しましょう。

こんなときは歯科を受診しよう

口臭が続いて改善しない

歯磨きや口の中のケアを続けても口臭が気になる場合は、虫歯や歯肉炎などが関係していないか確認してもらいましょう。

特に、口臭と一緒に歯の痛みや歯ぐきの腫れ、歯磨き時の出血などがある場合は、歯科への相談がおすすめです。

歯ぐきが腫れている、出血する

歯ぐきが赤く腫れている、歯磨きをすると出血するなどの症状がある場合は、歯肉炎などが関係している可能性があります。

歯ぐきの状態や歯磨きの方法を歯科で確認してもらいましょう。

歯が痛い、虫歯が疑われる

口臭に加えて歯が痛い、冷たいものや甘いものを嫌がる、歯に黒っぽい部分や穴があるなどの場合は、虫歯などが関係している可能性があります。

このような場合は、早めに歯科を受診しましょう。

こんなときは耳鼻咽喉科も検討しよう

鼻づまりや口呼吸が続いている

鼻づまりが続くと口呼吸になり、口の中が乾燥しやすくなります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会でも、鼻づまりによって口呼吸になることがあり、鼻づまりの原因として風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが挙げられています。([jibika.or.jp](https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=16&utm_source=chatgpt.com))

口臭だけでなく、鼻づまりや口呼吸、いびきなどが続いている場合は、耳鼻咽喉科へ相談するのもよいでしょう。

黄色や緑色の鼻水が続いている

黄色や緑色の鼻水が長く続き、鼻づまりや咳なども伴っている場合は、鼻副鼻腔炎などが関係していることがあります。

小児の鼻副鼻腔炎では、鼻づまりや色のついた鼻汁、鼻水が喉に流れる後鼻漏、咳などがみられることがあります。([jibika.or.jp](https://www.jibika.or.jp/modules/disease_kids/index.php?content_id=17&utm_source=chatgpt.com))

鼻の症状と口臭が一緒に続いている場合は、耳鼻咽喉科へ相談してみましょう。

鼻水が喉に流れている

鼻水が喉の奥へ流れる「後鼻漏」があると、口臭につながることがあります。

鼻水や鼻づまり、咳、喉に何か流れてくる感じなどが続いている場合は、鼻の状態を診てもらうことも大切です。([jibika.or.jp](https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=16&utm_source=chatgpt.com))

喉の痛みや発熱がある場合は小児科などへ

口臭だけではなく、喉の痛み、発熱、飲み込みにくさなどがある場合は、喉の炎症などが関係している可能性があります。

特に高い熱が続いている、食事や水分が取れない、強い喉の痛みがあるなどの場合は、小児科や耳鼻咽喉科へ相談しましょう。

「口臭だけ」と思っていても、ほかの症状が加わっている場合は、口の中だけに原因があるとは限りません。

自宅でできる対処法

毎日の歯磨きを丁寧に行う

まずは毎日の歯磨きを見直しましょう。

子どもだけでは磨き残しが多くなりやすいため、年齢に応じて保護者が仕上げ磨きを行うことも大切です。

歯と歯の間など、歯ブラシだけでは汚れが残りやすい場所にも注意しましょう。

舌を強くこすらない

舌に白っぽい汚れがついている場合、舌苔が口臭に関係していることがあります。

ただし、舌は傷つきやすいため、強くこすったり、何度も清掃したりするのは避けましょう。

厚生労働省の情報でも、舌清掃は舌苔を取り除く方法として紹介されていますが、力を入れすぎると舌を傷つける可能性があるとされています。([kennet.mhlw.go.jp](https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-002.html?utm_source=chatgpt.com))

こまめに水分を取る

口の中が乾燥している場合は、適度に水分を取ることも大切です。

特に運動後や発熱時など、普段より口の中が乾燥しやすいときは、水分が不足していないか確認しましょう。

鼻づまりがあれば鼻のケアをする

鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、口の中が乾燥することがあります。

鼻水がたまっている場合は、子どもの年齢に合わせて鼻をかんだり、鼻吸い器を使ったりするなど、無理のない範囲で鼻のケアを行いましょう。

鼻づまりが長引く場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討してください。

歯磨きだけで改善しないなら原因を確認する

口臭が続いているからといって、歯磨きの回数だけを増やす必要はありません。

虫歯や歯肉炎、鼻づまりなど、別の原因が隠れている可能性があります。

口臭が改善しない場合は、歯科や耳鼻咽喉科などで原因を確認してもらいましょう。

こんな症状があれば早めに受診しよう

口臭と一緒に次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 歯ぐきが腫れている
  • 歯ぐきから出血する
  • 歯が痛い
  • 歯に虫歯が疑われる部分がある
  • 黄色や緑色の鼻水が長く続いている
  • 鼻づまりや口呼吸が続いている
  • 喉が痛い
  • 発熱している
  • 食事や水分が取りにくい
  • 口臭が繰り返し続いている

どこを受診すればよいか迷う場合は、症状が一番強い場所を目安にすると分かりやすいでしょう。

  • 歯や歯ぐきの症状が中心 → 歯科
  • 鼻水・鼻づまり・口呼吸が中心 → 耳鼻咽喉科
  • 発熱や強いだるさなど全身症状が中心 → 小児科

呼吸や意識に異常がある場合は緊急対応を

口臭そのものが救急症状になることは通常ありません。

ただし、口臭と一緒に呼吸が苦しそう、意識がおかしい、水分がほとんど取れないなどの症状がある場合は、口臭とは別に緊急性の高い状態が隠れている可能性があります。

  • 呼吸が明らかに苦しそう
  • 唇が青紫色になっている
  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • ぐったりしている
  • 水分がほとんど取れない
  • 急激に状態が悪化している

このような場合は、通常の口臭として様子を見続けず、緊急性を判断してください。

呼吸が苦しい、意識がおかしいなど明らかに緊急性が高い場合は119番を検討しましょう。

まとめ

子どもの口臭は、口の中の汚れや舌苔、乾燥など、比較的身近な原因で起こることがあります。

一方で、虫歯や歯肉炎、鼻づまり、副鼻腔炎、喉の炎症などが関係している場合もあります。

特に次のような場合は、受診を検討しましょう。

  • 歯磨きをしても口臭が改善しない
  • 口臭が繰り返し続いている
  • 歯ぐきが腫れている、出血する
  • 歯が痛い
  • 鼻づまりや口呼吸が続いている
  • 黄色や緑色の鼻水が長く続いている
  • 喉の痛みや発熱を伴っている
  • 食事や水分が取りにくい

歯や歯ぐきの症状が中心なら歯科、鼻水や鼻づまりが中心なら耳鼻咽喉科、発熱など全身症状が中心なら小児科を目安にするとよいでしょう。

口臭だけで判断せず、子どもの口の中・鼻・喉・全身の状態を一緒に確認することが大切です。

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