「チャイルドシートに乗せるたびに泣く……」
車で出かけるたびに子どもが嫌がると、毎回乗せるだけでも大変ですよね。
急いでいるときは焦ってしまいますし、泣き続ける子どもを見ていると「どうしたらいいんだろう」と悩んでしまうこともあります。
チャイルドシートを嫌がる理由は、子どもによってさまざまです。
この記事では、チャイルドシートを嫌がるときに試したい5つの対策を紹介します。
また、泣いているときでも安全に乗せるために確認したいポイントもまとめました。
チャイルドシートを嫌がるのはなぜ?
チャイルドシートを嫌がる理由は一つではありません。
特に小さな子どもは、次のようなことがきっかけで嫌がる場合があります。
- 自由に動けないことが嫌
- ベルトで固定されることが苦手
- 眠い・お腹が空いている
- 暑い・寒いなど車内環境が気になる
- 乗せられること自体を嫌がっている
- 以前に泣いた経験などから、チャイルドシートを嫌なものとして感じている
そのため、「わがままだから」と決めつけるのではなく、何が嫌なのかを少しずつ探してみることが大切です。
まず試したい!チャイルドシート対策5選
① お気に入りのおもちゃを用意する
チャイルドシートに座ったときに遊べる、子どものお気に入りのおもちゃを用意してみましょう。
普段から好きなおもちゃがあると、「チャイルドシートに座る=楽しいことがある」という流れを作りやすくなります。
ただし、車内で使うものは運転の妨げにならず、事故の際に危険な形状や重さのものを避けることが大切です。
また、走行中に保護者が後部座席へ手を伸ばしておもちゃを渡すのは危険なので、必要なものは出発前に準備しておきましょう。
② 乗せる前に気持ちを切り替える時間を作る
遊びの途中で突然「車に乗るよ」と言われると、子どもが嫌がることがあります。
その場合は、出発直前にいきなり抱き上げるのではなく、
- 「もうすぐ車に乗るよ」と伝える
- 遊びを一度区切る
- トイレや水分補給を済ませる
- 暑すぎない・寒すぎない状態にする
など、乗車前の準備時間を作ってみましょう。
「急いで乗せなきゃ」と焦るより、乗るまでの流れを毎回ある程度決めておくほうが、親子ともに落ち着きやすくなります。
③ 短時間のドライブから慣らしてみる
長時間の移動になると、チャイルドシートに座っていること自体が負担になる場合があります。
まだ車に慣れていない場合は、無理のない範囲で短時間の移動から始めてみる方法があります。
例えば、近所への短い移動などから経験を重ねて、少しずつ車に乗ることに慣れていく方法です。
ただし、「泣かなくなるまで無理に座らせる」という意味ではありません。
泣いていても安全上必要なチャイルドシートの使用は続ける必要がありますが、子どもの負担が大きい場合は、移動の時間やタイミングを見直してみましょう。
④ 声かけを変えてみる
乗車前に毎回「早くして!」と急かされると、子どもにとって車に乗ることがさらに嫌な時間になることがあります。
もちろん急いでいるときは余裕がなくなるものですが、できる範囲で前向きな声かけを試してみましょう。
例えば、
- 「車に乗ったらお気に入りのおもちゃで遊ぼう」
- 「今日はどこに行こうか?」
- 「一緒に車に行こう!」
など、子どもが次にすることをイメージできる声かけをしてみるのも一つの方法です。
⑤ 毎回同じ流れで乗せてみる
子どもによっては、何をされるのか分からないことが不安につながる場合があります。
そこで、
- 「車に行くよ」と声をかける
- 荷物を準備する
- チャイルドシートに座る
- ハーネスを確認する
- おもちゃなどを準備する
- 出発する
というように、毎回できるだけ同じ流れにしてみましょう。
「次に何が起こるか分かる」状態を作ることで、乗車時の不安を減らせる可能性があります。
チャイルドシートに乗せるときの安全チェック
子どもが泣いていると、つい「早く乗せなきゃ」と焦ってしまいます。
しかし、泣いているときこそチャイルドシートが正しく使えているかを確認しましょう。
ハーネスが緩すぎないか確認する
ハーネスが緩すぎると、事故の際に子どもを適切に拘束できないおそれがあります。
JAFと警察庁が実施した2025年の調査では、乳児用・幼児用シートともにハーネスの締め付け不適正が主なミスユースの一つとなっています。
ハーネスの調整方法はチャイルドシートによって異なるため、必ず製品の取扱説明書を確認してください。
ハーネスがねじれていないか確認する
肩ベルトなどがねじれている場合は、そのままにせず正しい状態に戻しましょう。
2025年のJAFの調査でも、ハーネスのよじれ・ねじれがミスユースとして確認されています。
子どもの体格とシートが合っているか確認する
子どもの成長に合わせて、ハーネスの高さやシートの使用方法を見直しましょう。
「前は大丈夫だったから」とそのまま使い続けるのではなく、現在の子どもの身長・体重などが製品の使用条件に合っているか、取扱説明書で確認してください。
チャイルドシートがしっかり固定されているか確認する
チャイルドシート本体の取り付けが不十分だと、安全性に関わります。
JAFの2025年調査では、乳児用・幼児用シートの取り付けで「腰ベルトの締め付け不足」が多く確認されています。
ISOFIXタイプでもシートベルト固定タイプでも、製品と車両の取扱説明書に従って正しく取り付けることが大切です。
チャイルドシートを嫌がるときにやってはいけないこと
子どもが泣き続けると、親もついイライラしてしまいます。
ただ、次のような対応は避けたいところです。
- 怒鳴って無理に従わせる
- 急いでいるからと安全確認を省く
- ハーネスを緩めたままにする
- 子どもを抱っこしたまま走行する
- 泣くからという理由でチャイルドシートを使わない
特に、「少しの距離だから」「泣いてかわいそうだから」と抱っこで乗せるのは避けましょう。
チャイルドシートは、万が一の事故の際に子どもの被害を減らすために必要なものです。
どうしても泣き止まないときは?
いろいろ試しても、子どもが泣き続けることはあります。
そんなときは「対策が失敗した」と考えなくても大丈夫です。
子どもの年齢や性格、眠気、体調、移動時間などによって、反応は変わります。
まずは、
- 乗車前にトイレや水分補給を済ませる
- 暑さ・寒さを確認する
- 短時間の移動にする
- お気に入りのおもちゃなどを準備する
- 毎回同じ流れで乗せる
など、できそうなものから一つずつ試してみましょう。
また、普段は問題なく乗れているのに急に強く嫌がるようになった場合は、痛みや体調不良などがないかも確認してみてください。
あると便利なチャイルドシート対策アイテム
子どもが車に乗る時間を少しでも快適にするために、車用のおもちゃなどを準備しておくのも一つの方法です。
ただし、車内に置くアイテムは運転の妨げにならず、事故時に飛散して危険にならないものを選ぶことが大切です。
また、タブレットやスマートフォンを使用する場合も、保護者が走行中に操作することがないよう、出発前に準備しておきましょう。
Baby Survivalでは、チャイルドシート保護マットをはじめ、赤ちゃんとの生活で役立つ育児グッズをまとめています。
まとめ|チャイルドシートは「安全」を優先しながら少しずつ慣らそう
チャイルドシートを嫌がる子どもへの対策は、一つ試せば必ず解決するというものではありません。
まずは、次の5つからできそうなものを試してみましょう。
- お気に入りのおもちゃを用意する
- 乗せる前に気持ちを切り替える時間を作る
- 短時間のドライブから慣らしてみる
- 前向きな声かけをする
- 毎回同じ流れで乗せてみる
そして、対策を試すときもチャイルドシートを正しく使用することが最優先です。
ハーネスの締め付けやねじれ、子どもの体格との適合、チャイルドシート本体の固定などを、取扱説明書に沿って確認しましょう。
子どもが泣くと親もつらくなりますが、焦らずに「何が嫌なのかな?」と原因を一つずつ探していくことが大切です。

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