「急に赤ちゃんがミルクを飲まなくなった…」
「体調が悪いの?病院へ行った方がいい?」
赤ちゃんがいつも飲んでいるミルクを急に飲まなくなると、とても心配になりますよね。
赤ちゃんの哺乳量が減る原因には、鼻詰まりや口の中の不快感、満腹など一時的なものから、風邪や胃腸炎などの体調不良までさまざまあります。
ただし、赤ちゃんは「どこがつらい」と自分で伝えられないため、ミルクを飲まないことが体調不良のサインになっている場合もあります。
この記事では、赤ちゃんがミルクを飲まない主な原因や、様子を見るときのポイント、受診の目安、自宅でできる対処法について分かりやすく解説します。
赤ちゃんがミルクを飲まない主な原因
赤ちゃんがミルクを飲まなくなる原因には、さまざまなものがあります。
- お腹があまり空いていない
- 風邪などで体調が悪い
- 鼻詰まりで飲みにくい
- 口の中や喉に痛みがある
- 歯が生え始めて口の中が気になる
- 哺乳瓶や乳首の状態が合っていない
- 暑さや疲れなどで一時的に食欲が落ちている
一時的に1回あたりの量が減ることもあります。
そのため、「いつもの1回量を飲まなかった」というだけで、すぐに病気だと判断する必要はありません。
ただし、飲まない状態が続いている場合は、赤ちゃんの全身状態を確認することが大切です。
ミルクを飲まないときに確認したいポイント
赤ちゃんの哺乳量が減ったときは、ミルクの量だけでなく、次のような点を確認しましょう。
普段と比べてどのくらい飲めている?
1回だけ飲む量が少ないのか、それとも何回も続けてほとんど飲めないのかを確認します。
「いつもの何割くらい飲めたか」「何回続けて飲みが悪いか」などを記録しておくと、受診したときにも伝えやすくなります。
おしっこは普段通り出ている?
哺乳量が減ったときは、おしっこの回数や量も確認しましょう。
尿が明らかに少なくなっている場合は、水分が足りていない可能性があります。
おしっこが出ているかどうかは、赤ちゃんの水分状態を見るうえで大切なポイントの一つです。
機嫌や反応はいつもと違わない?
いつも通り目を合わせる、泣く、手足を動かすなどの反応があるか確認しましょう。
反応が鈍い、ぐったりしている、眠ってばかりで起こしても反応が悪いなどの場合は注意が必要です。
呼吸は苦しくない?
咳や鼻水がある場合は、呼吸の状態も確認しましょう。
息苦しそう、ゼーゼーしている、呼吸が弱い、顔色や唇の色がおかしいなどの場合は、ミルクの量だけの問題とは考えないようにしてください。
吐いていない?
ミルクを飲まないことに加えて、繰り返し吐いている場合は脱水などにも注意が必要です。
吐いた回数やタイミング、吐いた後の赤ちゃんの様子も確認しておきましょう。
様子を見られることがあるケース
ミルクを飲む量が一時的に減っていても、赤ちゃんの全身状態が良ければ、まず様子を見られる場合があります。
少しずつでも飲めている
1回の量は少なくても、時間をあけると少しずつ飲めている場合は、飲めている量やおしっこ、元気などを確認しながら様子を見ることがあります。
ただし、飲める量がどんどん減っている場合や、ほとんど飲めない状態が続く場合は受診を検討しましょう。
機嫌や反応が普段と大きく変わらない
ミルクの量が少し減っていても、普段通り反応していて、機嫌も大きく変わらない場合は、急いで受診する必要がないケースもあります。
ただし、赤ちゃんは状態が変化することもあるため、その後の哺乳量やおしっこなどを確認しましょう。
おしっこが普段通り出ている
ミルクの量が少し減っていても、おしっこが普段通り出ていて、元気や反応にも問題がない場合は、まず経過を確認することができます。
「ミルクの量だけ」で判断せず、赤ちゃん全体の様子を見ることが大切です。
こんなときは医療機関へ相談しよう
次のような症状がある場合は、小児科などへの相談を検討しましょう。
ほとんど飲めない状態が続いている
何回か続けてほとんど飲めない、飲ませようとしても強く嫌がるなどの場合は、体調不良が隠れていないか確認が必要です。
特に尿量も減っている場合は、脱水に注意しましょう。
おしっこが明らかに少ない
ミルクを飲まないことに加えて、おしっこの回数や量が普段より明らかに減っている場合は注意が必要です。
水分が不足している可能性があるため、早めに医療機関へ相談しましょう。
発熱や嘔吐、下痢などがある
ミルクを飲まないことに加えて、発熱、繰り返す嘔吐、下痢などの症状がある場合は、感染症などが原因となっている可能性があります。
赤ちゃんの月齢や症状、全身状態によって対応が変わるため、心配な場合は小児科へ相談しましょう。
ぐったりしている
普段より明らかに元気がない、起こしても反応が鈍い、眠ってばかりいるなどの場合は注意が必要です。
特にミルクを飲まない状態と一緒にぐったりしている場合は、早めの医療機関への相談が必要です。
こんな症状があるときは119番を考えて
ミルクを飲まないことに加えて、次のような症状がある場合は緊急性が高い可能性があります。
- 呼吸が苦しそう
- 呼吸が弱い
- 唇が紫色になっている
- 顔色が明らかに悪い
- 刺激しても反応が鈍い
- 意識がはっきりしない
- けいれんがある
- 嘔吐が止まらず、ぐったりしている
- 水分が取れない状態に加えて、意識がおかしい
このような場合は、ミルクを飲ませることを優先して様子を見るのではなく、緊急性を考えて対応してください。
厚生労働省も、子どもの呼吸困難、呼吸が弱い、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、意識の異常などを救急車を呼ぶ目安として示しています。
自宅でできる対処法
無理に一度にたくさん飲ませない
飲みたがらない赤ちゃんに、無理に一度にたくさん飲ませようとするのは避けましょう。
本人が飲める状態であれば、普段の授乳間隔なども参考にしながら少量ずつ試します。
ただし、ほとんど飲めない状態が続いている場合は、自宅で飲ませ続けるだけで様子を見ないようにしましょう。
鼻詰まりがあれば鼻のケアをする
鼻詰まりがあると、赤ちゃんは呼吸しながらミルクを飲みにくくなることがあります。
鼻水がたまっている場合は、赤ちゃん用の鼻吸い器などを使って、無理のない範囲で鼻をきれいにしてから授乳を試す方法があります。
鼻を吸いすぎると粘膜を傷めることがあるため、強く何度も吸引するのは避けましょう。
授乳しやすい環境を整える
暑すぎたり寒すぎたりしないよう、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えましょう。
落ち着いた環境で、赤ちゃんの様子を見ながら授乳してみてください。
飲めた量やおしっこを記録する
「何時にどのくらい飲んだか」「何回おしっこが出たか」「吐いたか」「発熱はあるか」などを記録しておくと、受診時に状況を伝えやすくなります。
ミルクを飲まないときに避けたいこと
- 嫌がっているのに無理に飲ませ続ける
- 一度に大量に飲ませようとする
- 飲まない原因を自己判断だけで決めつける
- おしっこが減っているのに長時間様子を見る
- ぐったりしているのに自宅で飲ませ続ける
特に赤ちゃんの場合は、「少し飲めたから大丈夫」と決めつけず、飲めた量、その後のおしっこ、元気や反応などを合わせて確認しましょう。
夜間にミルクを飲まなくなったら?
夜に急にミルクを飲まなくなると、「救急病院へ行くべき?」と迷うことがあります。
緊急性が高い症状がある場合は、#8000への相談を待たず、119番を検討してください。
一方で、呼吸に問題がなく、赤ちゃんの意識や反応も普段通りで、受診するべきか迷う場合は、子ども医療電話相談#8000を利用できます。
#8000では、夜間や休日に子どもの症状について、小児科医師や看護師などに相談できます。
ただし、利用できる時間帯は自治体によって異なります。
受診するときに伝えるとよいこと
赤ちゃんがミルクを飲まないことで受診するときは、次のような情報を整理しておくと診察に役立ちます。
- いつから飲みが悪くなったか
- 普段と比べてどのくらい飲めているか
- 最後にしっかり飲めた時間
- おしっこの回数や量
- 吐いた回数やタイミング
- 下痢の有無
- 発熱の有無
- 鼻水や咳の有無
- 機嫌や反応の変化
- 呼吸の様子
母子健康手帳や授乳記録などがあれば、あわせて確認しておくとよいでしょう。
まとめ
赤ちゃんがミルクを飲まなくなる原因は、満腹、鼻詰まり、口の中の不快感、風邪などさまざまです。
1回だけ飲む量が少ない場合など、一時的な変化であることもあります。
ただし、赤ちゃんの哺乳量が減ったときは、ミルクの量だけを見るのではなく、おしっこ・元気や反応・呼吸・嘔吐・発熱などを一緒に確認することが大切です。
特に、
- ほとんど飲めない状態が続いている
- おしっこが明らかに少ない
- 繰り返し吐いている
- 発熱や下痢などの症状がある
- ぐったりしている
- 呼吸がおかしい
場合は、小児科などの医療機関へ相談しましょう。
呼吸が苦しそう、呼吸が弱い、唇が紫色、顔色が明らかに悪い、意識がはっきりしないなどの場合は、緊急性が高いため119番を検討してください。
夜間に受診するか迷ったときは、#8000に相談する方法もあります。
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赤ちゃんや子どもが吐いたときの受診の目安や対処法については、子どもが吐いたときの対処法で詳しく解説しています。
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夜間に受診するか迷ったときは、#8000の記事もご覧ください。


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